からだ
僕の身体。
そこそこ、気に入ってる。
僕は身体への執着が、心のどこかに、あるのかも。身体が女の子という部分に、謎の自信がある。僕の身体は女の子なんだ、羨ましいだろう?みたいな、得体のしれない心理が心のどこかに、あるような気がする。ホント得体がしれない、よね。
その代わり、中身の僕。中身の俺。この身体の持ち主には、自信が、持てなかった。嫌だった。るなちゃんという女の子をやっていれば、いつか、身体はそのまま生きたまま即身成仏して、僕自身がるなちゃんという女の子に、なれる。無意識的にそんな思想を、そんな発想を抱いていたような気がする。
僕は、あの日事故から立ち直ってきた日、フワフワなスカートと白いブラウス、伸びた髪の毛。このまま大学院の授業に戻ろう。僕はこのまま、るなちゃんという女の子になり、女性の幸せを手に入れて、いい感じに普通の…ちょっと良い普通の人生を。そんなことを、心のどこかで、企んでたんじゃないか。出来ると信じてた。
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